ご挨拶
この度は、「神奈川自衛隊音楽まつり」のホームページにアクセスいただきありがとうございます。私は、長年にわたり音楽まつり実行委員長を務められました大西秀男様から新たに実行委員長のバトンを引き継ぎました松岡貞義です。
さて、現下の国際社会は、新たな危機の時代に突入しつつあります。国際法を無視したロシアのウクライナ侵略によるウクライナ軍とロシア軍との戦争は膠着状態が続いており、イスラエルのガザ地区での戦闘も終息の気配がありません。一方、我が国周辺に目を転じると、中国は、核、ミサイル戦力を含め軍事力の質・量を急速に強化し、尖閣諸島周辺から南太平洋まで勢力拡大を図り、一方的な現状変更の試みを継続しています、ロシアも北方領土の占領固定化や軍事的圧力を加えており、北朝鮮は核ミサイルの脅威を高めています。
こうした戦後最大の安全保障上の脅威に対応するため政府は、一昨年末、国家安全保障戦略など戦略3文書を策定し、防衛力の抜本的強化が図られてきておりますが、如何に防衛装備の充実が図られようと防衛力の中核は自衛隊員であり、最も重要なことは有意な人材の確保であります。しかしながら、このところ自衛隊の入隊希望者は、コロナ禍の収束による民間企業の業績回復に伴う有効求人倍率の著しい増加などの影響により、志願者数が大幅な減少傾向が続いております。こうした中にあっても、我が国の平和と独立を守り、国民の安全、安心を確保するという高い志を持って陸・海・空自衛隊や防衛大学校等への入隊・入校しようとしている若人やそのご家族を激励するのが「神奈川自衛隊音楽まつり」の最大の目的です。
このイベントは、前半30分を神奈川県知事や自衛隊の高級指揮官が参列した式典を行い、後半の2時間を自衛隊音楽隊や友情出演団体の演奏・演舞を楽しむ構成になっています。
「神奈川自衛隊音楽まつり」は、昭和55年から開始され、令和6年の今年で45回を迎えた歴史ある音楽まつりであり、平成21年から実行員会が資金調達・企画・運営・演習等を実施しております。
ご協賛をいただいております民間有志の皆様、自衛隊神奈川地方協力本部支援団体協議会を構成する団体の皆様、そして我が国の安全保障に関心のある皆様方に引き続き深いご理解と極力なご支援をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
実行委員長 松岡貞義