ご挨拶
昨今、北朝鮮による度重なる核兵器の実験やミサイル発射に加え、中華人民共和国による南シナ海での埋め立て、軍事基地の設置、3000m級飛行場の設置さらには東シナ海での石油掘削や魚釣り島への領海侵犯など、我が国を取り巻く国際環境は憲法前文にある「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持」できる状況でないことは明らかであります。
一方、我が国は自衛隊創設以来、専守防衛戦略を国是としております。これは、決して勝つことがない必ず負ける戦略であって、どんなに自衛隊ががんばっても負けるのが遅くなるだけというものです。これを補っているのが日米安全保障条約であり、負けない部分を担っているのが在日米軍であります。
平和安全法制の整備は日米の信頼関係を強化し、戦争への抑止力が向上したことは間違いありませんが、併せて自衛隊の任務も多様化するものと思われます。中には、平時における自衛官のリスクが増加すると言う人さえいます。
こうした中で、国民の安全・安心そして世界平和のために神奈川県から陸・海・空自衛隊や防衛大学校へ入隊・入校しようとしている人やそのご家族を「激励」するのが「神奈川自衛隊音楽まつり」の大きな目的の一つです。
このイベントは、前半30分が神奈川県知事や自衛隊の高級指揮官も参列した式典を行い、後半の2時間が自衛隊音楽隊や友情出演団体の演奏・演技を行う構成になっており、参加者全員で楽しみましょうというものです。
昭和55年から35年以上続いている歴史ある音楽まつりであり、平成21年から実行委員会が資金調達・企画・運営・演出等を行っております。
ご協賛いただいております皆様、自衛隊神奈川地方協力本部支援団体協議会を構成する団体の皆様そして我が国の安心安全に関心のある方々等の深いご理解と強力なご支援をお願いする次第です。
神奈川自衛隊音楽まつり
実行委員長 大西 秀男